WHITEALBUM 綴られる冬の想い出
Leaf(株式会社アクアプラス)が1998年にPC版(18禁)を制作・発売したビジュアルノベルです。
日常会話が中心となるパラメーター型の恋愛シミュレーションゲームですが、それまでのLeaf作品のビジュアルノベルシリーズと同量のテキストの量を誇っているのが特徴。
『ToHeart2』・『Routes』等のキャラクターデザインを手掛けた「カワタヒサシ」氏が、Windows版に続き、キャラクターデザイン・原画を担当して、全て新しく描き下ろしています。
アイドルという設定であるヒロイン、「森川由綺」・「緒方理奈」の二人には、歌手としても声優としても絶大の人気を誇っていた平野綾と水樹奈々を器用し、また他のヒロイン達もイメージ通りの豪華声優陣が担当していたことで話題になりました。
その後にテレビアニメ化されますが、時代設定以外にもキャラクターの性格や関係性がPCオリジナル版からは大きく変更されている上に、アニメ版のオリジナルキャラクターが従来のレギュラーキャラクターやストーリーに大きく関わっていて両作品は全くの別物と考えたほうがいいでしょう。
2010年にはプレイステーション3に移植されています。
主人公の藤井冬弥はゲーム開始最初から森川由綺と恋人同士として付き合っていたが、由綺は現役アイドルで、次第にすれ違う毎日となる。さびしさを紛らわすため、もしくは由綺と付き合わせたくない周囲の思惑もあり、冬弥はほかの女性と親しくなっていくという展開。
テーマとして徹底された「浮気ゲー」であり、ほとんどのシナリオで恋人の由綺を振ってしまうという展開になります。
鬱展開になることも多いです。
2010年には本作と直接(10年後という設定)はストーリーが繋がらない『WHITE ALBUM2』が発売されています。